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2012-05

iPADプレゼンの快適さ - 2012.05.16 Wed

本当に久しぶりに仕事道具の話です。もともとこのブログは「貿易商の仕事道具」についてあれこれ書いてみようと思って始めたのに、いつのまにか趣旨が変わってしまいました。ちょうど1年前このブログを始めた頃のブログタイトルは、『貿易商TAKAの道具箱』だったのですから・・・

さて、表題の件です。ビジネスマンの皆さんはプレゼンする機会は多々あると思います。私の場合、いろんな道具をその時々で使い分けています。皆さんもそうでしょう。
たとえば、オーソドックスに訪問先の会議室などでプレゼンする時は、プロジェクターにスクリーン。これは簡単です。手持ちのノートパソコンにプロジェクターへの出力端子をつなぎ換えてすぐにスタートできます。最近のプロジェクターはほぼ完全自動補正です。
また、時には、訪問先にパワーポイントデータを入れたUSBメモリーを持って行って、それを相手先のプレゼン用のラップトップに挿してもらって、マウスを借りてやるプレゼンです。大概はノートPCも持ち歩いているのですが、PCを出す手間とその電力消費が省けるので、特に海外などのクラスターやインキュベーションなどで何社か廻る予定の時は相手方のPCを使わせていただくケースが多いですね。
少人数で小さなテーブルをはさんでプレゼンする時は当然PCをじかに相手に見せてプレゼンします。相手が複数人いて対面に座っている時はほぼ自分が画面をみるのが困難なので実はとてもやりにくいのですが。ケースとしてはこれが一番多いかもしれません。
しかし本当に一番手間がかからないのは、展示会などのセミナー会場での技術発表のような大スクリーンでのプレゼンです。用意するのはパワーポイントのデータだけです。それも事前に主催者に送っておいて、当日も専門に機器を取り扱ってくれるスタッフの人が画像、音声すべての調整もしてくれているので、身一つで行って、マイクを握ってしゃべって帰ってくるだけです。私の場合の問題点は、機器の問題ではなく、大人数の前で話すとめちゃくちゃ緊張するということなのですが。
いずれにせよノートPCを持ち歩いてのプレゼンはけっこう重たいと云う問題点があります。PCも画面の視認性を考えると、ミニノートやB5ノートではなく、A4ノートを持ってゆきたいし、何社も廻る時は電源コードなども持って行かなければならないし。
もちろん普段の国内での営業プレゼンではコンピュータを使わない場合も多々あります。A4用紙に1枚か2枚のプレゼンシートを作って、プリントアウトしたものを見てもらいながら話をするパターンです。実はこのパターンが一番自分にはなじんでいます。1枚ないし2枚にまとめると、自分自身の頭の中もまとまるので、話もシャープになる傾向があります。パワーポイントを使ったプレゼンは、もちろんセミナーなどの時間が厳密に決められている時はスライドも厳選して時間を計りながらリハーサルをしますが、普通の営業先でのパワーポイントを使ったプレゼンは時間に追われない分だらだらしてしまう傾向があって私は実は好きではないのです。どちらかと云うと紙一枚で話を膨らませてゆく方が得意かも。

そして(やっと本題ですが)今日、新たな試みをしました。iPADでのプレゼンです。今日は英国のメーカーさんと、彼らが宿泊している銀座のホテルのロビーで待ち合わせ、ホールの喫茶室でミーティングする予定でした。
ホテルの喫茶スペースのテーブルは意外に小さく、お互いがノートPCを使ってパワーポイントでプレゼンしていると、大概スペースがいっぱいいっぱいでいつもテーブルの上のコーヒーやらグラスの水やらに気を使いながらプレゼンしなければなりません。
「そうだ、今日は思い切ってiPADでプレゼンしてみよう」
iPAD2を買ってもう1年程度たちますが、今までこの道具をプレゼンに使ってきませんでした。やはり事務所の会議室などでのプレゼンでは画面が小さく、対面から見にくいだろうと思うのと、やっぱりパワーポイントに慣れているので、(iPADにはパワーポイントが入ってない)慣れた道具を使い、(特に英語でのプレゼンの場合は)話すことに注力したいと考えるからです。
でも、今日は、スペースも狭いし、なんといっても一度iPADでプレゼンをやってみたいと思ったので実行しました。
想定通り、「じゃああなたから貴社の概要を簡単に説明してくれ」と云われ、バッグからおもむろにiPADを取り出しカバーを細工し下の写真のようにスタンバイした時、予想通り「Oh!」という声が上がった。相手も興味しんしん、私は得意満面。
滞りなくいつものようにプレゼンは終わったのでした。

iPAD1
普段持ち歩いているiPAD2 オレンジのカバーがお気に入り

iPAD2
カバーを開いたところ

iPAD3
角度をつけてテーブルに置いて、プレゼンスタート

iPADでプレゼンするのに特別なソフトはいりません。
私の場合は以下の手順で準備します。
まずはPC側で、
1:パワーポイントのプレゼンテーションのデータを選択し、その日のプレゼンに適した内容にスライドを追加したり省いたりします。
2:そのデータをPDFに出力します。
3:それをPCのデスクトップのEvernoteのショートカットにドロップします。
PC側の作業はそれで終わりです。Evernoteを使うのがみそです。Evernoteを使用していない方はその導入から始めましょう。
次にiPAD側の作業です。
4:iPAD側のEvernoteを立ち上げます。同期が終わっておれば、先ほどドロップしたファイルが入っていますので、ダブルクリックして開きます。そして、右上のマークから、そのファイルを開くアプリケーションを選べるので、iBooksを選びます。(やはりiBooksを導入しておく必要がありますが。)
じつはそれですべて完了です。iBooksで立ち上げたデータは、パワーポイントのスライドのように横に指ではじけば次のスライド(厳密に言えばPDFの次のページ)に移動します。また、iPADたる利便性で、指2本で画面のある個所を拡大したり縮小したりできます。
また、iBooksの利便性は、次にそのプレゼンを開くときはバーチャルな本棚のようなところからダイレクトにデータを開けると云うところです。

以上、今日はiPADでのプレゼンに挑戦してみたので、ここに書いてみたと云う次第です。


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ぶらっと吉野山紀行 - 2012.05.14 Mon

この週末、奈良吉野山に出かけてきた。
たったひとつの事をするための吉野行きであった。
それは、JR東海の「うましうるわし奈良」キャンペーンで知った特別公開中の金峯山寺の蔵王権現を見にゆくこと。(このことはちょっと前のブログ記事『聖域〜吉野に想う』にも書いた。)

また、私の場合、関西方面の観光は、通常、営業出張の際週末を利用して神社仏閣をまわるのだけど、今回は、前回のブログに書いたように、ぶらっと電車に飛び乗るような旅をしたかった。だから私は、金曜の夜、ただこの事のためだけに、仕事を終えてからつくばを出発し、東京駅からほぼ終電に近い新幹線に飛び乗って、とりあえず京都まで行った。そして京都市内で2泊して日曜日の夕方に東京に帰ってくる段取りであった。それは究極の贅沢な旅なのかもしれない。

そして、土曜日、早起きして京都から2時間ちょっとかけて近鉄特急で吉野に向かった。そこからロープウェイで山上に上った。そこについた時には午前10時半になっていた。

吉野山ロープウエイ
吉野山ロープウェイ

ロープウェイの吉野山駅を降りて、ゆっくりと10分程度歩くと、金峯山寺に到着した。


銅鳥居
山の入り口の銅製の鳥居。お寺に鳥居?


金峯山寺山門
金峯山寺の山門


蔵王堂
蔵王堂

蔵王堂で蔵王権現に対峙した。そして祈った。蔵王権現は、下の写真のように3体ある。どうして3体あるかと云うと、それぞれが現在、過去、未来、三世にわたり衆生を救済するためであるという。そして、右から順に、本地仏の千手観音(現在世)、釈迦如来(過去世)、、弥勒菩薩(未来世)が権化し出現されたものだから権現と云う。権現と云うのは、権(仮り)に現われるという意味であるらしい。

zaougongen
JR東海のホームページより転載

金峯山寺と云うお寺は、大変ありがたいことに、一人ひとりが入れる個室のように障子で仕切られたちいさな空間が十程度用意されており、そこに入って眼の前の7米程度の巨大な蔵王権現を見上げながら、瞑想する事が出来るようになっていた。しかし、土曜日で、その個室に入ることを希望する長蛇の列が出来ていたので、気遣って5分程度しかその中に居られなかった。あとは、堂内の仏前の大広間で、場所を何度も変えながら、随分時間をかけていろんな視点からこの秘仏三体に対峙した。JR東海のテレビ宣伝の効果なのか、週末はいつもそうなのか知らないが、まだ昼前だと云うのに大変な人出であった。その喧噪のなかで、私はこれらの仏に対峙していたが、現前の仏たちの姿に、私はまさに圧倒されていた。

その後金峯山寺の境内から450段の階段を下って、100米崖下の脳天さんにお参りした。ここは、首から上の病気に霊験あらたかであると云うことであったから、2月にクモ膜下出血しずっと植物状態であったが、先月45日ぶりに目覚めた母親のためにお参りした。しかし450段の階段は正直きつかった。行きはよいよい帰りは怖い・・・「脳天さんお参りして、帰りの階段がきつくて頭の線切れて倒れたら洒落にならへんなあ・・・」と独り言を言いながらなんとか登り切った。(登りきらなきゃ帰れないし。)

地獄谷
もともと地獄谷と呼ばれていた崖下に向かう道

脳天さん
脳天さんの本殿

その後、吉水神社へ。ここは後醍醐天皇の南朝の皇居があった場所だけど、歴史をさかのぼって平安末期、兄に追われた源義経が奥州への逃亡の際、静御前と別れた悲劇の舞台でもある。

吉水神社
吉水神社

この神社においては次の二首の歌で、彼らを偲んでみたい。

一首目は、

花に寝てよしや吉野の吉水の枕の下に岩走る音

後醍醐天皇の歌である。
そして

吉野山峯の白雪踏み分けて入りにし人の跡ぞ恋しき

静御前の歌である。
これら2首の歌はあまりに有名だから何も言うことはない。ただただ情景が目に浮かんで、そして物悲しい・・・

吉野で夕刻まで過ごして、京都への帰路に就いた。

あくる日曜日は、帰りの新幹線まで時間があったので今まで行ったことのない場所に行ってみようと思った。私は学生時代を京都で過ごした。だから市内で行ったことのないところなんてあまりないだろうと思いながら、ホテルでもらった京都地図を眺めていたが・・・私の通っていた大学のすぐ近く(歩いて15分くらいのところ)に行ったことのない、しかも超有名な街があることに気付いた。それは西陣だった。大学は御所の北隣にあり、西陣はそこから西に歩いて行った所にある。当時下宿が銀閣寺にあった私は、そこが大学の東方向に当たるため、大学の西側にはほとんど用がなかったと云うことのようであった。

私は西陣の路地を歩いて、そして、陰陽師安部晴明を祭る晴明神社に立ち寄った。

晴明神社
晴明神社

そしてまた新幹線に飛び乗って東京まで帰ってきたのであった。

今回の旅はそういう旅であった。

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旅へのいざない - 2012.05.11 Fri

時々無性に旅に出たくなります。出張ではない、観光旅行でもない目的のない旅。萩原朔太郎が云うところの単なる「同一空間における同一事物の移動」ではない浪漫。ローカル線に乗ってぶらりと北に向かってみたい。そうだ錫製のスキットルに一番強い酒を詰め込んでそれを煽りながら日本海を眺めてみるのもいいかもしれない。

とりあえずスキットル買わなきゃ。その手間を省略してカップ酒で済ましてしまうと、平日の夕刻、上野駅発常磐線の車内でほろ酔いでいい気分なおっちゃんらとなんら変わらないヒトになってしまうから。


いや、いいんだけど、やってることはいっしょだし。でも一応浪漫を追求するということだから・・・
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だったん人 - 2012.05.10 Thu

だったん人という民族がいることを初めて知ったのは、中学生のころに読んだゴーリキーの戯曲「どん底」だった。その暗い戯曲のなかの「だったん」という語の響きから、広大な中央アジアを駆け抜けた草原の民のイメージは持てなかった。中国人がモンゴルの草原の民を指して言った「韃靼」(だったん)。タタールの民。このボロディンの歌曲「韃靼人の踊り」のエキゾチズムを待つまでもなく、「韃靼」という言葉が既にエキゾチズムである。


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雷、雹、そして竜巻 - 2012.05.07 Mon

今日(ってもう昨日か)、午後1時頃の事であった。
つくば市北条で竜巻発生。夕方から夜にかけて各テレビ局がニュースでやってたからご存知の向きも多いと思いますが、中学生の男の子が亡くなってしまったのはとてもかわいそうなことであった。

今日は朝からつくば市の中心にある県のインキュベーション施設にある自分の会社の事務所に閉じこもって仕事していたけど、午後1時くらいと云うと多分近所のコンビニに昼の弁当を買いにいっていた頃。雨も降ってなかったし、空もそんなに暗くなかった。つくば市は面積が広大で(東京23区の半分の大きさ)、事務所から竜巻の発生したつくば市北部の北条までは車で30分程度だから、正直気候が違うといえる。
そんな大変なことがあったとも露知らず作業してたら、午後2時ころだったか、知人から携帯に電話がかかって、市の西部の大型商業施設では停電になって車が駐車場から出られず大変なことになっているという。どうしてそんなところが停電になっているのか訳が解らなかったが気にも留めなかった。
そして、夕方時間は覚えてないが、3時から4時ころか? 急に空が真っ暗になり、大粒の雹が激しく降った。今日は気温が25度以上でとても暑かったから全開にしていた事務所の窓を閉めようとして、雹が幾つか自分の手に当たった。

そして夕方5時を廻った頃だったか、和歌山の親戚からの電話で、初めて例の竜巻の事を知ったのであった。

北条の商店街は、筑波山に上る旧街道ぞいの街で、結構情緒があって好きだった。
テレビの映像で、滅茶苦茶に破壊されている街並みを見るにつけても、残念で仕方がなかった。

北条はこんな街です。
 ↓
歴史と自然豊かな北条をめぐる 『つくば道寄り道マップ』

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Takashi

Author:Takashi
見果てぬ夢を追い続ける貿易商
文学、哲学、歴史好き。
旅を愛していますが最近は出張以外の旅の機会がないのが残念

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